ドルフィン跡地への県新体育館整備 近隣住民が計画見直し求め要望書 鹿児島

AI要約

近隣住民がドルフィンポート跡地に整備される新たな総合体育館に対し、見直しを求める要望書を提出。

住民らは眺望や暮らし・ビジネスへの影響を懸念し、計画の再考を要求。

事業費の増加やPFI方式を巡る懸念も浮上。入札までに問題点を解決する必要性。

ドルフィン跡地への県新体育館整備 近隣住民が計画見直し求め要望書 鹿児島

県がドルフィンポート跡地に整備を計画している新たな総合体育館をめぐり、近隣住民が計画の見直しを求める要望書を県などに提出しました。

【宿泊業経営 兒玉百合香 さん】

「(ドルフィンポート跡地に)新たに巨大な施設が整備されてしまうと、鹿児島の象徴である桜島と錦江湾の眺望が著しく損なわれてしまう」

県と県議会に要望書を提出したのは、ドルフィンポート跡地の目の前で宿泊業や不動産賃貸業などを営む住民5人です。

ドルフィンポート跡地に新たな総合体育館が整備されることで眺望が損なわれ、暮らしやビジネスに影響が出るなどとして、計画の見直しを求めています。

【宿泊業経営 兒玉百合香 さん】

「景色をいかせない建物だと思う。(体育館整備に)反対ではない。別の場所で再考してほしい」

事業費は基本構想から68億円増え、313億円を予定していますが、塩田知事はこれまでに労務費や資材価格の高騰でさらに増える可能性があるとの見方を示しています。

【宿泊業経営 兒玉百合香 さん】

「大事な県民の税金。場所の再考とあわせて、それだけの事業費をかける必要があるのか、抜本的に見直してほしいという思い」

整備にあたっては、民間事業者に設計、建設から運営までを委託する「PFI方式」を採用していて、今月27日に入札が行われます。