7割の住民が賛成した場合は集団移転 大雨で浸水被害の戸沢村蔵岡地区で全住民対象に説明会・山形

AI要約

7月の大雨で堤防が決壊し、住宅が浸水した戸沢村蔵岡地区で集団移転計画が進められることが決定した。

蔵岡地区の住民の7割以上が賛成すれば、移転が実施されることとなり、意見交換会には大半の住民が参加した。

村との説明会では集団移転に関する詳細が説明され、住民の賛同を得るためアンケート調査が行われることとなった。

7割の住民が賛成した場合は集団移転 大雨で浸水被害の戸沢村蔵岡地区で全住民対象に説明会・山形

ことし7月の大雨で堤防から水が溢れ住宅が浸水する被害を受けた戸沢村蔵岡地区で19日、全住民を対象にした村との意見交換会が開かれ、7割の住民が賛成した場合集団移転を進めていくことが説明がされました。

戸沢村の一次避難所である戸沢学園で開かれた19日の意見交換会には蔵岡地区ほぼ全世帯の住民が参加しました。

会は2時間にわたり行われ、村からは住民に対し蔵岡地区からの集団移転について国が行っている事業などが説明されたということです。

蔵岡地区会山崎昇会長「全戸100パーセントの集団移転への同意が必要であるというのが国の事業の必須の条件。感触としてはまったくそれを否定するというような住民からの声は聞こえなかった」

加藤文明 戸沢村長「まずは半歩前に進んだのかなと緊張感を持ってしっかりと住民の声に耳を傾けてこれから前に進めます」

説明会では蔵岡地区の住民に対し集団移転の是非を問うアンケート用紙が配られました。回答の期限は9月25日までで住民の7割が賛成した場合、村として今後集団移転を推し進めていくということです。