不信任決議案“否決”も…上越市長への追及続く「市政は深刻な事態」 “不適切発言”めぐり市には約400件の厳しい意見【新潟】
新潟県上越市の中川幹太市長が不適切な発言を巡り、議会から不信任決議案が提出されたが否決された。しかし、再び議員から追及される場面が見られた。
市議会からの提案で決議案は否決されたが、一般質問で市長に対する不信任が再燃。中川市長は辞任勧告を受けたが続投を決断し、市政運営に苦戦している。
中川市長の不適切発言に対し市民からの意見が殺到し、市政の停滞が懸念されている。市議からは今後同様の発言があれば即時辞任を求める声も上がっている。
不適切な発言を受けて、議会から不信任決議案が出された新潟県上越市の中川幹太市長。決議案は否決されましたが、9月18日に始まった一般質問で再び議員から追及される場面が見られました。
9月定例会初日に中川幹太市長への不信任決議案を提出した上越市議会。
決議案は否決されたものの、9月18日始まった一般質問では…
【上越市 丸山章 市議】
「こうした状況で市長と建設的な議論ができるんだろうか、私は非常に考えさせられます」
【上越市 宮越馨 市議】
「すでに市政の停滞が様々なところで顕著に現れ、市政は深刻な事態になっています」
問題の発端となった今年6月の議会での中川市長の学歴差別ともとれる不適切な発言をめぐり、市には9月17日までに429件の意見が寄せられ、このうち394件が厳しい意見だったといいます。
議会からの辞職勧告を受けても続投を決断した中川市長でしたが…
【上越市 丸山章 市議】
「今度また同じような発言をしたら即時職という考え方でよろしいですか」
【上越市 中川幹太 市長】
「今回のことを重く肝に銘じながら、不退転の決意で職責を果たしていくということだと考えている」
不適切発言から釈明に追われ続けている中川市長。決意とは裏腹に難しい市政運営が続いています。