佳子さま、国際陶磁器フェス名誉総裁就任 10月17日初の岐阜訪問、陶磁器施設視察

AI要約

秋篠宮家の次女佳子さまが国際陶磁器フェスティバル美濃の名誉総裁に就任

フェスティバルは世界最大級の陶磁器祭典で、皇族が過去12回名誉総裁を務めてきた

佳子さまは岐阜県を訪れるのは初めてで、各種イベントに出席する予定

 国際陶磁器フェスティバル美濃実行委員会は19日、フェスティバルの名誉総裁に秋篠宮家の次女佳子さまが就任されると発表した。10月17日から2日間にわたり、セラミックパークMINO(岐阜県多治見市東町)など同市と土岐市の陶磁器関連施設や史跡を視察する。佳子さまが県内を訪問するのは初めて。

 フェスティバルは1986年から3年に一度開催している世界最大級の陶磁器の祭典。過去12回はいずれも皇族が名誉総裁に就任していた。14年から3回は、結婚で皇室を離れた姉の小室眞子さんが務めていた。

 実行委員会によると、眞子さんから日本工芸会総裁を引き継いだことから佳子さまに就任を打診した。21年の前回フェスティバル閉幕後から宮内庁と話し合いを進めていた。

 佳子さまはセラミックパークMINOで開かれる開会式とテープカット、メイン催事の国際陶磁器展美濃の表彰式に臨席する。副催事のアール・ブリュット美濃展のほか、モザイクタイルミュージアム(多治見市笠原町)、織部の里公園(土岐市泉町久尻)も視察する。

 実行委員会の会長を務める古田肇知事は、佳子さまの名誉総裁就任決定を受け「喜びに堪えません。陶磁器産業の関係者はもとより、県民にも大きな励みになります」とのコメントを発表した。