入浴施設の存続求める請願不採択 傍聴席からはため息 益城町議会【まちむら交差点】

AI要約

18日の益城町議会9月定例会最終日。町所有の入浴施設「町民憩の家」の存続を求める請願を審議したが、賛成少数で不採択となった。傍聴席を埋めた施設利用者には失望が広がった。

浴場やサウナを備える憩の家は1991年に町が開設。2015年度から指定管理者が運営する。町は利用者の減少や、老朽化で多額の改修費が必要なことなどから廃止を検討。学識経験者らでつくる検討委員会からも「現行での存続は適当でない」との答申を受けた。

一方、利用者でつくる「存続を願う会」は、4千人超の署名を町に提出。請願では存廃を判断するため、2年間の運営継続を要望した。岩崎泰通会長は「憩の家は生きがいの場で、反対した議員に理解されず残念。町執行部と話し合いをしたい」と話した。(河北英之)

入浴施設の存続求める請願不採択 傍聴席からはため息 益城町議会【まちむら交差点】

 18日の益城町議会9月定例会最終日。町所有の入浴施設「町民憩の家」の存続を求める請願を審議したが、賛成少数で不採択となった。傍聴席を埋めた施設利用者には失望が広がった。

 浴場やサウナを備える憩の家は1991年に町が開設。2015年度から指定管理者が運営する。町は利用者の減少や、老朽化で多額の改修費が必要なことなどから廃止を検討。学識経験者らでつくる検討委員会からも「現行での存続は適当でない」との答申を受けた。

 一方、利用者でつくる「存続を願う会」は、4千人超の署名を町に提出。請願では存廃を判断するため、2年間の運営継続を要望した。岩崎泰通会長は「憩の家は生きがいの場で、反対した議員に理解されず残念。町執行部と話し合いをしたい」と話した。(河北英之)