1歳長女を布団に叩きつけ大ケガ 父親に猶予付き判決「健全な発育への影響も懸念」 甲府地裁

AI要約

1歳の長女を布団に叩きつけて足を骨折させた父親が有罪判決を受けた。暴行を加えた父親は執行猶予付きの判決を受けたが、娘への影響が懸念されると指摘された。父親は娘との接触を避ける条件を受け入れ、児童相談所の指導に従うことが裁判官に考慮された。

1歳長女を布団に叩きつけ大ケガ 父親に猶予付き判決「健全な発育への影響も懸念」 甲府地裁

 1歳の長女を布団に叩きつけるなどして、 足を骨折させた罪などに問われた父親に甲府地裁は19日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

 傷害の罪などに問われていたのは甲斐市中下条の会社員、丹沢涼被告(24)です。

 判決などによりますと、丹沢被告は今年5月、自宅で当時1歳の長女の両足をつかみ布団に叩きつけるなどの暴行を加え、右足を骨折させました。また児童2人がけがした人身事故を起こし、妻に身代わりをさせようとしました。

 19日の判決で甲府地裁の三上潤裁判官は「無抵抗の娘に粗暴で危険な暴行を加え、健全な発育への影響も懸念される」と指摘。一方で「離婚が成立し、娘と会わないという誓約書を書いている上、児童相談所の指導に従うと述べている」などとして懲役1年6か月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。