記録的大雨による被災農家などの営農継続を全力で支援 県議会農林水産委員会 教育公安委員会では高校再編を議論

AI要約

7月の記録的な大雨による農業被害の復旧支援について県議会で議論が交わされています。

県は、農地の復旧工事を早急に行い、農家の営農継続を支援するため、復旧費用の補助や融資を行う方針です。

地域の特定の高校統合案も話題となっており、男鹿地区と横手地区でそれぞれの統合計画が示されています。

生徒数の減少に対応するため、県内では高校の再編が進められています。

農業被害の復旧支援や高校統合案といった地域の課題に対応するため、県議会では様々な議論が行われています。

記録的大雨による被災農家などの営農継続を全力で支援 県議会農林水産委員会 教育公安委員会では高校再編を議論

7月の記録的な大雨による農業被害の復旧支援について県議会で議論が交わされています。県は、農家の営農継続のため、復旧費用の補助や融資などに力を入れ、来年の春までに農地の復旧工事を概ね完了させたい考えです。

県議会の農林水産委員会では今年7月の記録的な大雨による農業被害からの復旧支援について議論が交わされました。

県は早期の復旧を目指し、公共事業の対象外となる農地でも土砂などを取り除く費用を農家に助成する考えです。また追加で必要となる薬剤や肥料など、農業用資材の購入費も補助します。パイプハウスをはじめとする農業用施設や農機具の復旧には5年間無利子の融資を行うとしています。

議員からは「災害対応に不慣れな市町村職員も少なくない」として県が復旧のための対策を主導していくべきだという意見があがっていました。

農村部を中心に大雨が降ったことや、収穫間際で被害に遭った作物もあったことなどから過去最大となった7月の大雨の農業被害額。県が提出している補正予算案では農地や林道の被害の復旧費用に80億円余りがあてられることになっています。

県は、“農家の営農継続のためにも来年の春までに被害に遭った農地の復旧工事を概ね終えたい”としています。

一方、教育公安委員会では男鹿地区と横手地区における県立高校の統合案について校舎の所在地や統合時期が示されました。

男鹿地区では男鹿海洋高校と男鹿工業高校の2校を2029年の4月に統合します。工業科・水産科をそれぞれ2学級とし校舎は男鹿海洋高校の校舎を改修して使用します。

横手地区では平成・雄物川・増田の3校を2031年に統合して、総合学科4学級農業科1学級とし校舎は増田高校の校舎を改修して使用します。

生徒数の減少にともなって県内では高校の再編に向けた議論が進められています。