芸術の秋にオススメ 新感覚アート “タフティング” ラグマットなどの手づくり体験も《長崎》
長崎市のスタジオで体験できる新感覚アート「タフティング」。毛糸や糸を縫い込みラグマットなどを作ることができる。
山田姉妹がデザインと制作を担当し、長崎らしさあふれる作品を提供している。
コロナ禍で活動が制限されたことがきっかけとなり、タフティングのワークショップを始めた。
芸術の秋にもおすすめの、新感覚アート「タフティング」。
長崎市のスタジオでは、オリジナルデザインのラグマットなどを手作りすることができます。
長崎市出島町にあるビルの一角。
ワークショップスペースで体験できるのは…。
布に毛糸や糸を縫い込みラグマットなどを作る「タフティング」です。
運営するのは、山田果林さんと桜子さんの姉妹です。
(妹 桜子さん)
「家に飾ってかわいいなぁとなるようなデザインを作っている。あまりに細かすぎると、絵柄がうまく出ないことがあるので、はっきりした絵柄を多めにしている」
妹の桜子さんがデザインの担当です。
「桃カステラ」やおくんちをテーマにしたものなど、長崎らしさあふれるデザインも。
そして、それを基に姉の果林さんが作品を制作します。
(山田 果林さん)
「これがタフティングガン。いきたい方向に手首を動かして絵を描くようなイメージで打つといい」
幼い頃から「ものづくり」が好きだったという山田さん姉妹。
大学を卒業後、織物やイラストデザインなどのワークショップを始めました。
しかしコロナ禍になり、その活動が制限されることに…。
(山田 果林さん)
「家でできる創作活動をしていた。その中で、SNSでタフティングをしている海外の人の動画を初めて見たときに、自分たちもできたら楽しそうだな。長崎でできないかなと調べ始めたのがきっかけ」
(妹 桜子さん)
「興味があったけど、できる場所がなかった、やってみたいという声が多かったので、一緒にできたらいいと思った」
去年の春、出島電停のすぐそばでタフティングのワークショップ「TUFT TIME」をスタートさせました。
タフトタイムでは、桜子さんがデザインした約30種類の絵柄のほかに、オリジナルのデザインを持ち込んで、お客さん自身が制作することもできます。
(幸田華歩 記者)
「私もさっそく挑戦してみたいと思います。この機械、持った感じはずっしりとした重みがあります」
曲線部分の打ち付けや押し込む力の加減など、難しいポイントも…。