「裁縫できない私でも作れそう」 手作りの「おばけ巾着」に1.8万“いいね” 型紙を公開した理由にほっこり

AI要約

夏の終わりからハロウィンシーズンに移り変わる中、手作りでかわいくて簡単な小物作りが注目を集めている。

1~2時間で作れる「おばけ巾着」が人気で、投稿者のAreu(@TwilightHummer)さんが印刷可能な型紙も公開している。

Areuさんはハンドメイドの楽しさを広めたいという想いから、型紙を無料公開しており、ハロウィン準備にオリジナルの小物作りを提案している。

「裁縫できない私でも作れそう」 手作りの「おばけ巾着」に1.8万“いいね” 型紙を公開した理由にほっこり

 夏の暑さが落ち着いてくると、あっという間にハロウィンシーズン。最近では、親子で楽しめるイベントや、ホームパーティーなどでハロウィン気分を楽しむ人も多いでしょう。本格的な仮装を手作りするのは難しいですが、かわいくて簡単な小物作りなら挑戦してみたいという人もいるはず。X(ツイッター)では、1~2時間ほどでできる「おばけ巾着」が1.8万件もの“いいね”を集め、話題になっています。なんと、印刷して使える型紙まで公開している、投稿者のAreu(@TwilightHummer)さんに詳しいお話を伺いました。

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 真っ白ボディにまん丸おめめ、赤くて大きなおくち。ちょっぴりレトロな雰囲気のシンプルなおばけの顔に、心くすぐられます。

 巾着を考案したAreuさんによると、顔部分はフェルト生地、本体部分はぬいぐるみなどに用いるトイクロスが使われています。トイクロスとは、やわらかくて、切りっぱなしにしてもほつれない生地で。端処理が不要なのが特徴です。

 初心者でも手縫いで簡単に作れるデザインで、大人なら1~2時間もあれば完成するとのこと。顔部分のフェルトは、ボンドで貼りつけてもOKです。この顔の部分を丁寧に仕上げることが上手に仕上げるポイントだと、Areuさんはいいます。

 投稿は大反響を呼び。1.8万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「今度、小学校の家庭科で裁縫で何か作るらしいので、子どもに提案したいと思います!」「裁縫できない私でも作れそう! ありがとうございます」「ハロウィンにぴったりですね」などの声が寄せられています。

 Areuさんが洋裁を始めたのは、10年ほど前のこと。第1子が生まれたことをきっかけに、我が子用のスタイやベビー服を製作し始めました。しだいにハマっていき、縫製とパターンの学校にも通うように。育児をしながら、少しずつスキルを磨いていったといいます。

 今では、minneやCreemaで「親子お揃いのお洋服アルー Areu」というショップを運営し、素敵な洋服の数々を生み出しています。ほかにもソーイング教室の講師を務めるなど、プロとして活動するAreuさんですが、おばけ巾着の型紙を無料で公開したのはなぜなのでしょうか。

「型紙は当初、うちの子たち用に用意したものです。子どもたちはかわいらしいデザインにとても喜び、さっそく作ってみたいとやる気満々です。型紙を公開した理由は、多くの方に楽しんでいただきたいと思ったからです。手作りの楽しさを広めたかったことも理由のひとつですね」

 ハンドメイドは満足感や達成感を味わえるだけでなく、作ったものに愛情や温かみがあります。今年のハロウィン準備は、オリジナルの小物作りから初めてみませんか。