村井宮城県知事「涙が出るほどうれしかった」卓球の張本智和・美和兄妹が地元がい旋 美和選手が快諾した知事からのお願いとは
張本兄妹が宮城でオリンピックの報告を行い、特別表彰を受けた。
張本智和選手が全力プレーの意義を語り、美和選手が応援に感謝。
村井知事が活躍に喜びを示し、ロスオリンピックでの期待を語る。
パリオリンピック™で日本を沸かせた卓球の張本智和・張本美和選手の兄妹が17日、地元宮城にがい旋しました。2人はそろって県庁を訪れ、オリンピックの結果を報告しました。美和選手には県から特別表彰が行われました。
張本智和選手と美和選手は、県庁で開かれたセレモニーに出席。2人そろって花束を受け取りました。その後、集まった県民や県の職員らを前にオリンピックでの結果を報告しました。
張本智和選手:
「3種目に出場させてもらって、全ての種目であと一歩という悔しい結果でしたが、メダルを取れなくても、全力でプレーすることで得られることはたくさんあった」
張本美和選手:
「こうして宮城県の皆さんからの応援を力に変え、この銀メダルを獲得することができました。本当に応援ありがとうございました」
村井知事は、2人の活躍を「涙が出るほどうれしかった」と称えました。
村井知事:
「涙が出るほどうれしかったです。東日本大震災から13年半が過ぎましたが、まだまだ被災者の皆さんは心に傷を負っていて、こういった時にスポーツで勇気・元気を与えていただいたことを心から感謝申し上げる次第です」
また、4年後のロサンゼルスオリンピックでの活躍への期待も語りました。
村井知事:
「今度のロスオリンピックでは兄妹で金メダルを取ってもらって、兄妹そろって県民栄誉賞を受賞していただきたいと思います。金メダルになると、県民栄誉賞（笑）」
また、銀メダルを獲得した美和選手には、県から「特別表彰」が行われ、村井知事が賞状と記念品を手渡しました。
張本美和選手:
「最初は緊張や不安だらけで始まった大会だったので、結果銀メダルを獲得して宮城県の皆さんに見せられて本当にうれしい」
美和選手には17日、仙台市からも「賛辞の楯」と「市議会議長特別表彰」が贈られました。
張本智和選手は、宮城の魅力を全国に発信する「みやぎ絆大使」を務めていますが、県は美和選手にも就任を打診し快諾してくれたということです。これからの更なる活躍に期待したいと思います。
