「経験者減り、歴史に」京都府亀岡市で戦没者追悼式 戦後79年、危機感募る遺族

AI要約

京都府亀岡市で行われた戦没者追悼式に約120人が参列し、約1600人の戦死者の冥福を祈った。

遺族107人が参加し、黙とうを捧げ、白い菊の花を祭壇に供えた。

市遺族会の石野善司会長は戦争を決して繰り返さない決意を誓い、尊い命を犠牲にする戦争の無念さを語った。

「経験者減り、歴史に」京都府亀岡市で戦没者追悼式 戦後79年、危機感募る遺族

 京都府亀岡市の戦没者追悼式が14日、ガレリアかめおか(同市余部町)で営まれた。先の大戦で戦死した約1600人の冥福を祈り、悲惨な戦争を二度と繰り返さない決意を新たにした。

 遺族107人を含む約120人が参列した。全員で黙とうをささげ、白い菊の花を1人ずつ祭壇に供えた。

 追悼の辞で市遺族会の石野善司会長は、終戦から79年が過ぎ、「経験者が減り、歴史の一ページ化している」とし、「尊い命を犠牲にする戦争は、絶対に起こしてはならないと誓う」と述べた。