大変珍しい…小学生がスマホで119番 平塚のアパートで火事、迅速消火に貢献で表彰状

AI要約

平塚市消防本部が小学生2人を火災の通報で表彰。消火活動に貢献し、被害を最小限に抑えた。

小学生からの通報は珍しいとされる。2人は公園で煙を見つけ、迅速な通報を行った。

火災によるけが人や延焼はなく、消火活動が早急に行われたことが被害軽減につながった。

大変珍しい…小学生がスマホで119番 平塚のアパートで火事、迅速消火に貢献で表彰状

 迅速な119番通報によって火災の被害を最小限に抑えられたとして、平塚市消防本部は、ともに市立豊田小学校6年の原唯人さん(12)と小宮蓮翔(れんと)さん(12)の2人に表彰状を贈った。同本部には年間約2万件の通報があるものの、小学生からの通報は大変珍しいという。

 同本部によると、2人は4月6日、友人らと市内の公園で遊んでいたところ、公園北側のアパートから煙が出ているのを発見。スマートフォンでアパート名を伝えるなどし、迅速な消火活動につなげた。

 この火災によるけが人はおらず、延焼もなかった。同本部は「消火開始が1、2分遅れただけで被害は変わる。直接、的確な通報をしてくれたのは大きい」と感謝している。

 13日の表彰式で田中一雄消防長から表彰状を手渡された原さんは「よく考えれば怖かったが、早く火が消えて良かった」と振り返り、小宮さんも「早く通報できて良かった。火を消してもらえて安心した」と話した。