和歌山大の学生が大阪の百貨店で地元PR 商品選定や商品開発に挑戦

AI要約

和歌山大学生による和歌山のおすすめ商品を紹介する「ぐるり、わかやま」イベントが阪神梅田本店で開催

学生が和歌山県内事業者や農家を訪問し、商品開発を行い準備を進める

17店が出店し100種以上の和歌山のグルメや特産品を販売

和歌山大の学生が大阪の百貨店で地元PR 商品選定や商品開発に挑戦

 和歌山大学(和歌山市栄谷)の学生が選んだ「和歌山のお薦め商品」を販売するイベント「ぐるり、わかやま」が9月18日~23日、阪神梅田本店(大阪市)で開催される。(和歌山経済新聞)

 同百貨店でバイヤーを務める卒業生の提案で始まった和歌山のグルメとカルチャーを紹介する催事は今年で3回目。今回は「和歌山県を一周して、食や文化、自然などの魅力を伝える」をコンセプトに、学生33人が3グループに分かれ、県内事業者や農家を訪問し、商品や生産物について学んだり、商品開発を行ったりして準備を進めてきた。

 学生たちは、果樹生産者「きみのフルーツ」(紀美野町動木)で果樹園を見学し、果物について学んだ。「南紀みらい」(田辺市湊)が運営するセレクトショップでは、自分たちが販売する商品の選定や販売方法を検討。「パン工房カワ」(本社=湯浅町湯浅)では、熊野牛入りのカレーパン2種や串本のロケットをイメージしたパンなど、イベント限定の商品を開発した。そのほかにも各地の事業者の協力を得て同イベントに臨む。

 当日は調理・実演販売や物販、「学生ショップ」など17店が出店し、和歌山の定番グルメや特産品、イベントのために企画した新商品など100種以上の商品を販売。会期中、学生たちは店頭販売に挑戦する。

 観光学部1年の網田真惟子さんは「初めて紀南に行き、さまざまな和歌山の特産品について学んだ。同じ商品でも生産者の特色があり、それぞれの思いが詰まっているので、お客さまにしっかり伝えたい」と意気込む。

 同大学紀伊半島価値共創基幹の岸上光克教授は「和歌山県外出身の学生が多く、この催事が和歌山の魅力を感じるきっかけになった。学生えりすぐりの商品を並べているので足を運んでもらえたら」と話す。