“台風のたまご”熱帯低気圧がマリアナ諸島近海に 今後の進路は? 雨と風の予想は? さらに沖縄付近の熱帯低気圧も台風へ【15日(日)午後3時までの雨風シミュレーション・10日午前10時半更新】
マリアナ諸島近海に熱帯低気圧が進行中であり、沖縄地方に接近する予報が出ている。
沖縄付近の熱帯低気圧も台風に変わる見通しがあり、大雨の恐れがある。
特に熱帯低気圧aについては、日本への影響が不明確なため、気象情報の注意が必要。
マリアナ諸島近海に熱帯低気圧aがあって、ゆっくりと西北西に進んでいます。今後15日(日)にかけて沖縄地方に接近する予想となっていて、今後の台風の進路や気象情報に注意が必要です。一方、沖縄付近の熱帯低気圧bも発達し、10日午後9時までに台風に変わる見通しです。その後は中国大陸へと進んで熱帯低気圧となりそうです。
気象庁によりますと、熱帯低気圧aは10日午前6時にはマリアナ諸島の近海にあって、ゆっくりと西北西に進んでいます。
中心気圧は1002hPa、中心付近の最大風速は15m/s、最大瞬間風速は23m/sです。
この熱帯低気圧は、11日までには台風に変わる見込みで、15日(日)午前3時には沖縄近海に進む予想となっています。
また沖縄・宮古島の北に中心がある熱帯低気圧bは今後発達して、10日午後9時までには台風となる見込みです。沖縄周辺では大気の状態が不安定となっていて、11日にかけて警報級の大雨となる恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意するようにしてください。
特に熱帯低気圧aに関しては、まだ日本から離れていることから今後の予報が変わる可能性があります。今後の台風情報や気象情報に注意してお過ごしください。
■熱帯低気圧aの今後の予報
▽10日午前6時の実況
種別…熱帯低気圧
存在位置…マリアナ諸島
中心位置…北緯10度25分(10.4度)、東経147度25分(147.4度)
進行方向、速さ…西北西 ゆっくり
中心気圧…1002hPa
中心付近の最大風速…15m/s(30kt)
最大瞬間風速…23m/s(45kt)
▽10日午後6時の予報
種別…熱帯低気圧
存在位置…マリアナ諸島
中心位置…北緯11度55分(11.9度)、東経144度10分(144.2度)
進行方向、速さ…西北西 30km/h
中心気圧…1000hPa
中心付近の最大風速…15m/s(30kt)
最大瞬間風速…23m/s(45kt)