野田聖子氏「人口減、一番の有事」 自民総裁選、推薦人確保「射程」

AI要約

野田聖子元総務相が自民党総裁選への立候補を目指し、人口減少対策の重要性を訴える。

野田氏は候補者の中で国家と国民の問題を提示しており、独自の政策提言を行う意向を示す。

前回の総裁選での少子化対策の訴えが成果を上げ、今回の立候補でも人口問題を重視する方針。

野田聖子氏「人口減、一番の有事」 自民総裁選、推薦人確保「射程」

 自民党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を目指す野田聖子元総務相(衆院岐阜1区)が6日、東京都内で岐阜新聞社の取材に応じた。2021年の前回総裁選に出馬した野田氏は「こつこつやってきた結果が出ている。確実に応援が増えている」と手応えを語り「今の日本の一番の有事は人口減少。嫌われることを恐れず不都合な真実を提示し政策提言したい」と改めて人口減少対策の必要性を訴えた。

 20人の推薦人確保のめどについては「射程圏内」との現状認識を示した。7日に岐阜市内で総裁選に関する会見を開く。

 野田氏は人口減少社会に触れ「減少というより急減社会。将来的には8割減少するという予測もあるが、これまで有権者に嫌われることを恐れ、政治は真実を届けていなかった」と指摘した。総裁選への立候補表明が相次ぐ現状には「(他の立候補予定者は)きらびやかな成長戦略を並べているが、その前提となる国家、国民のことを提示しているのは私だけ。戦略的な縮みの中で勝ち残るための、かつてない政策提言をしたい」と語った。

 前回総裁選で少子化対策を訴えたことには「少子化という問題を皆さんに気付いてもらえた」と成果を強調した。