「13年ぶりで経験者も少なくなってきた。リスク想定し対処を定めた上で臨む」女川原発2号機再稼働へ『燃料装荷』内部の様子が明らかに

AI要約

2024年11月頃の再稼働を目指す東北電力女川原子力発電所2号機の原子炉に核燃料を入れる「燃料装荷」の様子が6日、報道陣に公開されました。

13年ぶりに行われている「燃料装荷」作業では、原子炉圧力容器へ燃料を移し替える作業が進められています。

作業は9月10日頃まで続き、その後漏えい検査や起動前試験を経て2024年10月頃に原子炉起動、再稼働を目指しています。

「13年ぶりで経験者も少なくなってきた。リスク想定し対処を定めた上で臨む」女川原発2号機再稼働へ『燃料装荷』内部の様子が明らかに

2024年11月頃の再稼働を目指す東北電力女川原子力発電所2号機の原子炉に核燃料を入れる「燃料装荷」の様子が6日、報道陣に公開されました。13年ぶりに行われている「燃料装荷」その作業とは。

6日は東北電力の協力会社の社員2人が「燃料交換機」と呼ばれるクレーンを使って左側の使用済燃料プールから燃料を取り出し、右側の原子炉圧力容器のなかに入れていきました。

東北電力女川原子力発電所 新川伸之環境・燃料部長:

「今は何番の燃料を掴みに行く手順かをダブルチェックしながら(作業している)(原子炉圧力容器の上に)移動後に目的の座標に移動したということを確認したうえで下ろす」

「燃料装荷」は原子炉に核燃料の集合体を装填する作業のことで、女川原発2号機では9月3日午後3時から作業が始まりました。東北電力によりますと燃料集合体1体を装填するために10分程度かかり、予定されている560体のうち180体の装填が、6日午後5時半までに完了しているということです。

東北電力女川原子力発電所 新川伸之環境・燃料部長:

「13年ぶりの燃料装荷なので久しぶり。燃料装荷を経験した者も少なくなってきた。どういった警報やお知らせが鳴るかリスク想定をしてその対処を定めた上で臨んでいる」

東北電力によりますと、女川原発2号機の燃料装荷の作業は9月10日頃まで続くとしていて、これが終了後、原子炉の漏えい検査や起動前試験を経て2024年10月頃の原子炉起動、そして再稼働を目指しています。