鹿児島にも秋の気配 えびの高原ではススキが見ごろ 西之表市は安納芋が収穫の最盛期 

AI要約

鹿児島県内では残暑が厳しい中、秋の足音が近づいてきている。

霧島連山のえびの高原では、ススキが風に揺れ、秋の風景が広がっている。

種子島の西之表市では、安納芋が収穫の最盛期を迎え、形の良いイモができたとのこと。

鹿児島にも秋の気配 えびの高原ではススキが見ごろ 西之表市は安納芋が収穫の最盛期 

2024年の9月も残暑が厳しく、日中は鹿児島県内のほとんどの地点で気温が30℃を超えました。

そんな中ですが、秋の足音は徐々に近づいてきています。霧島と種子島から秋の便りが届きました。

霧島連山のえびの高原です。開き始めたススキの穂が風に揺られています。

標高1200メートルのつつじケ丘と呼ばれる草原で、毎年この時期にススキが見ごろを迎えます。

酷暑の夏が続いたものの、例年と同じように秋めいた風景が広がっています。

また周囲の森に目を向けると、赤松の幹に巻き付くツタウルシという植物も赤く色づきはじめていました。

訪れた観光客は、高原の涼しい風をあびながら秋の風景を楽しんでいました。

観光客

「すごく涼しくてきれいです。秋を感じました」

一方、種子島の西之表市。次々とトラクターで掘り起こされていくサツマイモ。しっとりとした食感と濃密な甘さが人気の「安納芋」です。

取材した畑では4月中旬に植え付けた安納芋が収穫の最盛期を迎えていて、最近は1日に2トンから3トンほどとれるそうです。

2024年は雨が少ないことによる、高温障害やサツマイモ基腐病も心配されましたが、形が良くてきれいなイモができたということです。

安納スウィーツファーム・花木恵美子代表

「台風10号のおかげで雨が降ってくれて、今年は形も良くてきれいな芋ができている」

選別が終わったイモは貯蔵庫で1カ月ほど貯蔵して、糖度を上げ、出荷されるということです。