「体を大切に元気でいてね」子どもたちが地元のお年寄りに絵手紙 手作りで“感謝の気持ち”を込めて

AI要約

広島市の子どもたちが敬老の日を前に地元のお年寄りに絵手紙を贈り、感謝の気持ちを伝えました。

1700枚の絵手紙には、健康や元気を願うメッセージと共に秋の果物や野菜、花が描かれていました。

2005年から続く取り組みで、お年寄りとの交流を通して子どもたちの感謝の気持ちを表現しています。

「体を大切に元気でいてね」子どもたちが地元のお年寄りに絵手紙 手作りで“感謝の気持ち”を込めて

今月16日の「敬老の日」を前に広島市の子どもたちが地元のお年寄りに絵手紙を贈りました。登下校の見守り活動などへの感謝の気持ちが込められていました。

絵手紙を手渡したのは広島市安佐南区の平和台団地にある幼稚園から高校の園児や児童、生徒たちです。

広島県立安西高校3年 井上綾斗さん

「1枚1枚心を込めて書いたのでこれを見てこれからも健康に元気にお過ごしいただき私たちを見守っていただけたら幸いです」

安西学区で暮らす75歳以上すべての人たちに届けようと子どもたちが協力して1700枚、制作しました。児童がもつ色とりどりの絵手紙には…?

広島市立安西小学校6年 坂井玲音さん

「いつも見守ってくれてありがとういつまでも元気でねと書きました」

秋が旬の果物や野菜、花とともに『体を大切にしてね』『ずっと元気でいてください』と丁寧に描かれています。

広島市立安西小学校6年 里礼子さん

「暑い中も頑張って見守ってくれてるから健康に気を付けてほしいなという思いで書きました」

■「1週間前から絵手紙を楽しみにしていた」

イベントには約40人のお年寄りが集まり絵手紙を受け取りました。

参加した人

「うれしかったね。もらうのが楽しみです。1週間前くらいに話を聞いて、

ことしどんな絵をもらうのか楽しいにしてました」

「子どもは向こうからおばちゃんと言ってくれるすごいかわいい」

「(イベントがきっかけで)去年は絵手紙教室に高校に通いました、校長先生に教わって絵手紙を描きました」

この取り組みは2005年から登下校時に見守り活動などをしてくれるお年寄りに感謝の気持ちを伝えようと安西小学校が始めました。高齢化で送り先が増えおととしからは同じ団地にある安西高校が園や中学校に協力を呼びかけたといいます。

絵手紙を描いた園児

「高校の人が来たからだよ。そして教えてくれたから野菜を描いたんだよ」

「にんじんとナス描いた」「海描いた。海がきれいだから。ありがとうという気持ちで渡した」