「増税ゼロ」の政策を推進と強調 自民党の茂木幹事長 総裁選挙出馬会見で 

AI要約

自民党栃木県連会長の茂木敏充幹事長が総裁選挙への立候補を表明

茂木氏は増税ゼロの政策を掲げ、政治資金規制法改正や財務体質の見直しを強調

福田知事も茂木氏を新たな時代を切り開くリーダーとして期待を寄せている

衆議院栃木5区選出で自民党栃木県連の会長を務める茂木敏充幹事長は4日東京都内で記者会見し、12日に告示、27日に投開票が行われる党の総裁選挙への立候補を表明しました。

総裁選挙に正式に名乗りを上げたのは5人目で、推薦人が必要な立候補制となった1972年以降の過去最多に並びました。茂木幹事長は会見で、成長戦略による税収アップで財源を確保し、「増税ゼロ」の政策を推進すると強調しました。

その上で、3年以内に結果が出なければトップが責任を取ると話しました。派閥の裏金事件を巡る『政治とカネ』の問題について「政治資金規正法の改正で、検討事項として残った政策活動費は廃止。党の規律・運営体制や財務体質をゼロベースで見直す。」と述べました。

また、茂木幹事長は、総裁選挙への出馬に伴い、幹事長の権限を5日から岸田総理大臣に移行すると述べました。

茂木幹事長は党の政務調査会長や外務大臣、それに経済産業大臣など重要ポストを歴任してきましたが、総裁選挙には初めて挑むことになります。5日政策発表の会見を行うほか7日には宇都宮市で決起集会を開く予定です。

出馬表明を受けて福田富一知事は「豊富な経験と実績を積んできた茂木氏こそが新たな時代を切り開いていくリーダーにふさわしいと確信している。茂木氏の掲げる地方の活力アップにも注目し大いに期待している」とコメントを発表しています。