東電社長 燃料デブリの試験的取り出し再着手の日程示さず(福島)

AI要約

福島第一原発2号機で燃料デブリの取り出し作業が延期された経緯。

小早川社長が斎藤経産大臣に再発防止策を報告し、作業再開の日程は未定。

斎藤大臣は高い緊張感を持って作業対応を求め、小早川社長も早期再開を目指すが日程未定。

東電社長 燃料デブリの試験的取り出し再着手の日程示さず(福島)

福島第一原発2号機で延期されている、燃料デブリの試験的な取り出しを巡る動きです。

延期の原因となった作業手順のミスについて、東京電力の小早川社長は斎藤経産大臣に再発防止策などを報告しましたが、作業を再開する日程は明言しませんでした。

東京電力の小早川智明社長は、午後2時すぎに斎藤健経済産業大臣と面会しました。

福島第一原発2号機の燃料デブリの試験的取り出しは、8月22日に着手する予定でしたが、装置を格納容器へ送り込むパイプの順番が誤っていたため、直前になって延期されていました。

再発防止に向けて準備作業も含め、小早川社長は「作業全般を我々の目で確認していく」と説明しました。

これに対し、斎藤大臣は「地元や、国内外に不安を抱かせることのないよう、引き続き小早川社長自ら先頭に立って、全ての廃炉作業において、高い緊張感を持って対応することを厳しく求めたいと思います。」と述べました。

報告を終えた小早川社長は、作業を再開する日程を問われましたが「できるだけ早期に作業再開に進めてまいりたいと考えています。4日の段階では作業のスケジュールについて申し述べられる状況ではございません。」と述べるにとどまりました。