消防局勤務の50代男性、大山登山中に吐き気や手のしびれ…自ら119番通報し救助要請 熱中症で救急搬送 登山届は未提出だった

AI要約

鳥取県大山町の国立公園大山で登山中の男性が熱中症になり、自力で下山を試みるも症状が悪化し、救助要請をした。

男性は消防局に勤務する50代で、登山歴は5年ほどで大山は2度目の挑戦だった。

登山届未提出のため、琴浦大山警察署は登山届の提出と体調異変時の早めの下山を呼びかけている。

消防局勤務の50代男性、大山登山中に吐き気や手のしびれ…自ら119番通報し救助要請 熱中症で救急搬送 登山届は未提出だった

鳥取県大山町の国立公園大山で1日、登山中の男性が吐き気や手のしびれなどが生じ、自ら救助要請し救急搬送されました。熱中症だったということです。

琴浦大山警察署によりますと、救助されたのは兵庫県姫路市に住む50代の消防局に勤める男性で、1日午前11時頃から同伴者と2人で大山の夏山登山道から登山を開始しました。

午後2時20分頃、7合目付近を登っている最中に吐き気や手のしびれがあり、しばらくの間休憩して回復を図りましたが、回復せず、動きが取れなくなっていたところ、付近をパトロール活動中だった大山山岳医療部会員が発見。応急処置をしたところ、多少症状が回復したため、同会員に付き添われて自力歩行で下山を開始しました

しかし5合目付近で再度、症状が悪化したため、午後3時57分頃、本人自らが119番通報して救助を要請しました。

救助要請を受けた警察と消防の救助隊が救助活動を開始。午後5時56分頃、男性を救急車内に収容し、米子市内の病院に搬送されました。男性は熱中症だったということです。

男性の登山歴は5年ほどで、大山は2度目だったということです。

また登山届が未提出だったということで、琴浦大山警察署は、登山届は必ず提出し、体調に異変を感じたら早めの下山をしていただきたいと呼びかけています。