《元教師・棚橋芳文被告に懲役6年を求刑》妻と共謀、知り合いから3689万円詐取【高知】

AI要約

元教師が知人から現金をだまし取る詐欺で検察が懲役6年を求刑

元教師と妻の共謀により、現金3689万円を19人からだまし取る事件

検察と弁護側が被告の関与や共謀について対立。判決は10月8日に言い渡し

《元教師・棚橋芳文被告に懲役6年を求刑》妻と共謀、知り合いから3689万円詐取【高知】

知人から現金などをだまし取ったとされる元教師の裁判で検察は懲役6年を求刑しました。

起訴内容などによりますと、元高校教師の棚橋芳文被告(57)は2019年4月からおととし11月にかけて妻の理香被告と共謀し、知り合いの教師など19人から現金3689万円などをだまし取った詐欺罪に問われています。

これまでの裁判で棚橋被告はおおむね罪を認めた一方で、一部内容については「妻が勝手にやったこと」と否認しています。

きょう9月2日の裁判で、検察側は詐欺で得た金で生活する仕組みが被告と妻の間で成立しており、被告が犯行による利益を享受する立場だったとして共謀共同正犯が成立すると主張。

「被害者の善意に付け込んだ犯行で極めて悪質」「同じ被害者から繰り返しだまし取っていて再犯の可能性が高い」として懲役6年を求刑しました。

一方、弁護側は一部事件について「犯行後に妻から知らされた。共謀は成立しない」と無罪を主張。棚橋被告が一連の犯行の首謀者ではないことなどから寛大な判決を求めました。

判決は10月8日に言い渡されます。