【動画解説】動きの遅い台風10号 線状降水帯発生が発生した屋久島では総雨量が900ミリを超える

AI要約

台風10号が九州南部に接近し、雨風が激しくなっています。

特に薩摩大隅、種子島屋久島では豪雨と猛烈な風が予想されています。

交通機関の運行は大幅に影響を受ける見込みで、各種施設も休館や休業の措置を取っています。

【動画解説】動きの遅い台風10号 線状降水帯発生が発生した屋久島では総雨量が900ミリを超える

非常に強い台風10号は三島村付近を北上しています。

中俣気象予報士の解説です。

解説・中俣美咲気象予報士

 「非常に強い台風10号が接近中です。九州南部では大荒れのお天気となっています。

 この時間、薩摩大隅、種子島屋久島には、台風本体の発達した雨雲がかかっています。台風の動きが遅く、線状降水帯が発生した屋久島では、総雨量が900ミリを超えました。

 台風は29日午前0時時点で三島村付近を北上していて、午前9時には非常に強い勢力で甑島付近に進むでしょう。特別警報が出ている暴風、高波、高潮に最大級の警戒が必要です。

雨風の予想です。台風は朝にかけて県本土に最も接近します。

 予想雨量は30日午前0時までに多いところで薩摩大隅、種子島屋久島で600ミリ、瞬間的には70メートルと猛烈な風が吹きそうです」

 台風の接近に伴い、8月29日、県内の交通機関はほとんど機能しない見通しです。

 鉄道では、九州新幹線、県内すべてのJR在来線、肥薩おれんじ鉄道で始発から運転を見合わせるほか、鹿児島市電や市バスなども始発から運行を見合わせます。

 タクシーの運行は各社で判断するということです。 海の便、空の便も29日は軒並み欠航です。

 

 道路では、国道10号の鹿児島市吉野町磯から姶良市重富までの区間や、九州自動車道の鹿児島インターから栗野インターの間なども通行止めとなりました。

 鹿児島市の山形屋やアミュプラザ鹿児島なども29日の休館や休業を決めています。