江戸時代にも全国各地でオーロラ観測 「火災だろう」「甚だ奇怪なり」…福井県の先人が残した貴重史料に注目

AI要約

5月11日夜から12日未明にかけて、北日本や北陸などで観測されたオーロラ現象について述べられている。史上最大級の磁気嵐が発生した1770年に全国各地で目撃され、福井県内にも赤い空が描かれた貴重な史料が残る事実が紹介されている。

オーロラは通常は高緯度地域で観測される現象だが、今回の北日本での観測は太陽フレアによる磁気嵐の影響により起こったもの。1770年の記録では、はっきりとした赤い空や青白い筋が観察されていたことが強調されている。

福井県指定文化財の「橘家文書」には、橘宗賢の日記に記録された当時のオーロラの様子が詳細に描かれており、赤い空や筋についての具体的な記述が紹介されている。

江戸時代にも全国各地でオーロラ観測 「火災だろう」「甚だ奇怪なり」…福井県の先人が残した貴重史料に注目