パリ・パラ28日開幕、静岡県勢11人が出場 ボッチャ杉村、水泳鈴木らメダル期待

AI要約

東京大会で金メダルを獲得した静岡県勢11人が、パリ・パラリンピックに出場する。

注目の選手として、ボッチャの杉村英孝、競泳男子の鈴木孝幸、陸上男子の佐藤友祈、自転車女子の杉浦佳子が挙げられる。

若山英史、芹沢美希香、吉越奏詞など20代の選手たちも期待されている。

パリ・パラ28日開幕、静岡県勢11人が出場 ボッチャ杉村、水泳鈴木らメダル期待

 28日(日本時間29日)に開幕するパリ・パラリンピックに静岡県勢11人が出場する。東京大会で金メダルを獲得したボッチャの杉村英孝(伊東市出身、中央特別支援学校出)、競泳男子の鈴木孝幸(浜松市出身、聖隷クリストファー高出)、陸上男子の佐藤友祈(藤枝市出身、静清工高出)、自転車女子の杉浦佳子(掛川市出身、掛川西高出)らの活躍に注目が集まる。

 先天性脳性まひがある杉村は東京大会の個人戦で日本ボッチャ界として初めて頂点に立ち、チーム戦でも銅メダルに貢献した。今大会も個人と団体に出場し、2冠を狙う。競泳のベテラン鈴木は6大会連続の出場。生まれつきの四肢欠損で運動機能障害の部に出場し、100メートル自由形で連覇を目指す。

 佐藤は陸上車椅子で100メートルと400メートルにエントリー。得意とした1500メートルが種目から外れ、スピード強化に取り組んできた成果を発揮したい。自転車の杉浦は事故で高次脳機能障害を負ったが、初出場だった東京大会で個人ロード2種目優勝。日本人の金メダリスト最年長記録の更新に挑む。

 このほか、東京大会の車いすラグビーで2大会連続の銅メダルに貢献した若山英史(沼津市出身、市立沼津高出)は悲願の世界一へ意欲を燃やす。競泳女子の芹沢美希香(沼津市出身)、馬術の吉越奏詞(御殿場市拠点)ら20代の飛躍にも期待がかかる。