岩手山に“特段変化なし”「警戒レベル1」を継続 仙台管区気象台が発表
山の膨張を示す地殻変動が確認されている岩手山について仙台管区気象台から新たな発表です。
8月22日の現地調査では特段の変化がなかったとして、警戒レベル1が継続されることになりました。
22日は気象庁の機動調査班が岩手山の大地獄谷で山の表面温度の測定や水質の調査を行いました。
その結果2023年7月の観測と比べて特段の変化が無かったことから気象台は警戒レベルの引き上げは行わず「活火山であることに留意」を意味するレベル1を継続すると23日に発表しました。
一方で岩手山では山の膨張を示す地殻変動と微小な火山性地震が観測されていて、火山活動が高まっている可能性があります。
気象台では今後も噴火の可能性があると判断される場合などには火口周辺の立ち入りを規制する警戒レベル2への引き上げを検討するとしていて、次の情報は8月30日に発表される予定です。