享保の大飢饉犠牲者を弔う 博多の地蔵尊で夏祭り

AI要約

福岡市博多区の地蔵尊で行われた夏祭りは、享保の大飢饉の犠牲者を弔うもので、地元の人々が参拝しています。

享保の大飢饉では博多で約6000人が亡くなり、川端飢人地蔵尊が建てられた。

夏祭りでは参拝者が過去の苦難をしのび、地域の団結を願っています。

享保の大飢饉犠牲者を弔う 博多の地蔵尊で夏祭り

江戸時代に起きた「享保の大飢饉」の犠牲者を弔う夏祭りが、福岡市博多区の地蔵尊で始まりました。

博多でおよそ6000人が亡くなったとされる、「享保の大飢饉」。

犠牲となった人々を供養するために建てた「川端飢人地蔵尊」の夏祭りには地元の人たちが参拝に訪れています。

参拝した人は「昔の人は大変やったやろうなと思ってこれからみんな仲良く暮らせたららいいな」と話してしました。

上川端町地蔵組合の嶋田高幸さんは「ご成仏されて、素晴らしい博多になっとるのを見てもらいたいったい。若い人にもつないで、そういう思いを伝えていきたい」と話していました。

24日夜には、およそ400個の灯篭を博多川に流し、子どもたちが手持ち花火をしながら、供養が行われます。