他人クレカで商品購入容疑、中国籍の男逮捕 「匿名・流動型犯罪グループ」犯行か、岐阜県警
AI要約
岐阜県警が中国籍男性を逮捕。クレジットカード情報を不正使用し商品を窃取容疑者はSNSを利用し、荷受け役を募り商品を配送させる手口を使用容疑者は以前にも同様の手口で逮捕されており、処分保留中
他人のクレジットカード情報で商品を注文し、荷受け役に配送させたなどとして、岐阜県警国際捜査課とサイバー犯罪対策課は22日、私電磁的記録不正作出・同供用と窃盗、組織犯罪処罰法違反の疑いで、中国籍の岐阜市五坪、自称自営業の男（34）を逮捕した。国際捜査課によると、容疑者は交流サイト（SNS）上で荷受け役を募る役で、県警はSNSでつながる「匿名・流動型犯罪グループ」の犯行とみて実態の解明を進める。
逮捕容疑は氏名不詳者と共謀し3月7日、他人のクレジットカード情報を使ってインターネット上で電動キックボード2台（販売価格計約25万円）を注文。同23、26日にキックボードを愛知県内の荷受け代行バイトに配送させて窃取し、犯罪収益の取得事実を仮装した疑い。同課は認否を明らかにしていない。
容疑者は「荷物の受け取りをしてくれたら報酬を支払う」との趣旨で、SNSを通じて荷受け代行バイトを募集。応募者の自宅住所を商品発注役に伝えて配送させ、商品は荷受け代行バイトから回収していたという。
同課によると、別の事件の捜査で容疑が浮上。容疑者は同様の手口で3月に、スマートフォン1台（同約10万円）と立ち乗り電動二輪車「セグウェイ」2台（同計約10万円）を窃取したなどとして、6月と今月5日に逮捕されていたが、岐阜地検は22日までにいずれも処分保留とした。
