復興の願い胸にジャパンテント開幕 留学生103人、交流誓う 金沢で歓迎式典

AI要約

第37回JAPAN TENT―世界留学生交流・いしかわ2024が開幕しました。103人の留学生が能登半島地震の被災地復興への思いを誓い、石川と世界をつなぐ架け橋となることを表明しました。

歓迎式典では馳浩知事や久利須茜さん、留学生代表のウォラサイ・サラッチッさんらがスピーチを行い、もりのみやこ少年少女合唱団がパフォーマンスを披露しました。

留学生はホストファミリーの元へ移動し、文化体験やホームステイを行う予定で、被災地へのエールなどを寄せ書きする「希望のメッセージパネル」も作成されます。

復興の願い胸にジャパンテント開幕 留学生103人、交流誓う 金沢で歓迎式典

 「第37回JAPAN TENT―世界留学生交流・いしかわ2024」(同開催委員会主催、北國新聞社特別協力)は22日、「思いやりの心で、ふるさと愛。」をテーマに4日間の日程で開幕した。金沢市の北國新聞赤羽ホールで行われた歓迎式典では、世界47の国や地域からの留学生103人が能登半島地震の被災地復興への思いを胸に、石川と世界の架け橋となることを誓った。

 式典では、主催者を代表して開催委総裁の馳浩知事、同会長の砂塚隆広北國新聞社社長があいさつ。副総裁で石川県市長会長の村山卓金沢市長が歓迎の言葉を述べた。

 ホストファミリー代表の久利須茜さん(38)=金沢市=が「地震を経験して明日が必ず来るとは限らないと思うようになった。縁を大切にしたい」と語り、留学生代表のウォラサイ・サラッチッさん(18)=ラオス出身、東京日本語教育センター=が「友好関係が深まることを願っている」とスピーチした。もりのみやこ少年少女合唱団が歓迎コーラスとして「オー・シャンゼリゼ」を披露した。

 留学生は10市町のホストファミリーの元へ移動した。各地で文化体験やホームステイを行い、23日には被災地へのエールなどを寄せ書きする「希望のメッセージパネル」を作成する。