パイプオルガン再設置の可否決めるCF 10月から1か月間実施 習志野市

AI要約

千葉県習志野市は、新たな習志野文化ホールにパイプオルガンを再設置するかどうかを決めるクラウドファンディングを始めることを発表。

クラウドファンディングの実施期間や目標額、再設置についての条件などが明らかに。

市民の賛否が分かれていたパイプオルガンの再設置問題について、市長がコメントを述べる。

パイプオルガン再設置の可否決めるCF 10月から1か月間実施 習志野市

 千葉県習志野市は8月21日、新たに整備する習志野文化ホールにパイプオルガンを再設置するかどうか決めるクラウドファンディングを10月から始めると発表しました。

習志野市 宮本泰介 市長

「新ホールへのパイプオルガン設置は、その可否を問うとともに、財源を確保するためのクラウドファンディングを実施する」

 クラウドファンディングの実施期間は、10月からの1か月間で、目標額を達成した場合、 新しい文化ホールにパイプオルガンを再設置し、目標額に届かなければ再設置せず、全額を返金します。

 目標額は、再設置にかかる経費約1億5000万円を目安に、すでに寄せられている再設置を求める寄付や物価高騰の影響などを踏まえ、9月20日前後に、最終的に決めるとしています。

 習志野市の宮本泰介市長は、21日の記者会見で「珍しい取り組みで、税金の使われ方などを考えるきっかけになれば」と述べました。

 パイプオルガンは、JR津田沼駅の習志野文化ホールでコンサートなどに利用されてきましたが、駅前の再開発に伴い新しく整備される文化ホールへの再設置は多額の費用がかかるなどとして、市民の賛否が割れていました。