国道高架化工事で8人死傷…事故当時と同じ工法で橋げたを10m移動 土台固定などで再発防止 静岡

AI要約

静岡市清水区の静清バイパスで工事中の事故により8人が死傷し、事故につながった橋げたを設置する作業が始まった。

過去の同様の事故を受けて、再発防止策が講じられた作業が行われている。

橋げたをおろす作業は22日朝までに終了し、この工区の工事は2025年3月に完了する予定。

国道高架化工事で8人死傷…事故当時と同じ工法で橋げたを10m移動 土台固定などで再発防止 静岡

工事中の事故により8人が死傷した静岡市清水区の静清バイパスで、事故につながった橋げたを設置する作業が8月20日夜から始まりました。

2023年7月、清水区の静清バイパスで工事中に橋げたが落下し、作業員2人が死亡、6人がケガをしました。

この工区では事故が起きた工法と同じ、橋げたを所定の位置に移動させ橋脚におろす「横取り降下」の作業が20日夜から始まりました。

伊藤渚紗 記者:

きょうは警察や国交省立ち合いのもと、あちらの橋げたが画面向かって左側に約10m移動するということです

現場では事故原因の1つとされている「土台の固定」をボルトの数を増やして行っているほか、安全確認を徹底するなど再発防止策が講じられています。

橋げたをおろす作業は22日朝までに終了する見通しで、この区間の工事は2025年3月に完了する予定です。