天草市の「轟の滝」川遊び 体調不良少なくとも６９人に【熊本】
天草市の「轟の滝」周辺で川遊びをしていた人々が相次いで体調不良を訴えており、医療機関を受診した人は少なくとも６９人に上る。
川遊びをした子供に下痢の症状が現れたという父親の証言があり、県では水質検査や患者の便の検査を行い原因を特定中。
水の中で感染症が疑われるため、川に入らないよう呼びかけが行われている。
天草市の「轟の滝」周辺で川遊びをしていた高校生などが相次いで体調不良を訴えている問題、これまでに医療機関を受診した人は少なくとも６９人に上っています。
ＴＫＵは現場となった滝で遊んだ子供に下痢の症状が出たという父親から話を聞くことができました。
【父親】
（どのタイミングで川遊びが原因と気付きましたか？）
「今回のニュースを見て。前日（１２日）に行っていて下痢もそれが原因じゃないかなと」
こちらの動画は男性の家族が、８月１２日天草市の『轟の滝』周辺で撮影したもの。
お盆休みの家族連れなどが川遊びを楽しんでいます。
人が遊んでいる場所は川の水が濁っていて、水中の様子はよく分かりません。
男性の妻と子供はこの日、現場の滝を訪れていて、水遊びをした小学生の息子に下痢の症状が出たといいます。
熊本県は２０日この動画が撮影された翌日の１３日、川遊びをしていた高校生７人が
嘔吐や下痢の症状を訴え医療機関を受診したほか、その後も同様の症状を訴える人が相次いでいると発表しました。
天草保健所によりますと医療機関を受診したとの報告は２０日の発表からさらに２０人以上増え、少なくとも６９人に上っています。
【父親】
「お腹を壊して下痢の症状。１日２日、（泳いだ）次の次の日ぐらいまで。きれいそうじゃなかったので、やっぱりかと。子供が軽症で良かった。（今後は）川は避けてプールなどにしようかな」
県は川の水質検査や患者の便の検査を行い原因の特定を急いでいます。
また、「川の水が原因による感染症も疑われる」として水に入らないように呼びかけています。
