天草市の滝で川遊びの高校生など46人が体調不良 熊本県が水質検査行い原因調べる
熊本県の天草市天草町で川遊びをしていた高校生が、嘔吐や下痢の症状を訴え医療機関を受診している。
症状を訴えている人は46人に上り、水質検査を実施して原因を調査中。
可能性として川の水が原因による感染症も疑われており、遊泳禁止の措置がとられている。
熊本県は天草市天草町にある「轟の滝」の周辺で川遊びをしていた高校生などが、嘔吐や下痢などの症状を訴え医療機関を受診したと発表しました。
県によりますと、症状を訴えている人は20日午前9時現在で46人に上っていて、いずれも症状は軽いということです。
現在、水質検査をするなどして原因を調べています。
熊本県天草広域本部によりますと、8月13日に天草市天草町下田北にある下津深江川の「轟の滝」周辺で川遊びをしていた高校生7人が、16日に嘔吐や下痢の症状で医療機関を受診。
その後、同じ場所で遊んでいた複数の人からも嘔吐、下痢に加え腹痛や発熱の症状があり医療機関を受診したとの連絡があったということです。
県はこれを受けて19日、付近の川の水を採取。現在、水質検査と患者の便を検査し、原因の特定を急いでいるということです。
県は「診療を行った医療機関によると川の水が原因による感染症も疑われる」としていて、滝周辺の道に『遊泳禁止』を呼びかける看板を設置し、原因が分かるまで水の中に入らないよう呼びかけています。
症状を訴える人は20日午前9時現在で46人に上っていますが、いずれも症状は軽いということです。