故郷で大物オニカマス 伊仙町出身の郷さん 夏休みの帰省中に

AI要約

鹿児島県伊仙町犬田布出身で鹿屋市在住の15歳の郷優絆さんが、20.5キロのオニカマスを釣り上げた。

釣り歴4年の郷さんは、専門学校で畜産を学びながら、将来は島に帰り、牛を育てながら釣りを楽しむことを目指している。

初めての大物釣りで楽しさを実感し、次の目標は20キロオーバーのGTを釣り上げること。

故郷で大物オニカマス 伊仙町出身の郷さん 夏休みの帰省中に

 鹿児島県伊仙町犬田布出身で鹿屋市在住の郷優絆さん(15)は7月29日、同町の鹿浦漁港で154センチ、20・5キロのオニカマスを釣り上げた。現在、鹿屋農業高校で畜産について学んでいる郷さんは「将来は島に帰り、牛を育てながら釣りを楽しみたい」と語った。

 釣り歴は4年。県本土で学業に励む傍ら「夏休みで島に帰ったら釣りを楽しむ」と決めていた郷さん。この日は友人と2人で午前8時半から堤防で糸を垂れた。午前11時ごろ、魚影が真下に見え、餌を近くに寄せると予感的中。獲物が食いついた。

 「サメのようなドンと強い当たり」と振り返る郷さん。沖に走る獲物を根に入られないように操りながら格闘すること約20分。最後は疲れた獲物を浅瀬に引き寄せ、フックに引っかけて友人と2人がかりで陸に揚げた。

 オニカマスを釣ったのは初めてという郷さん。「引きが強くてものすごく疲れたけど楽しかった」と満面の笑みを浮かべ、「狙いは、まだ釣ったことのないGT(ロウニンアジ)。いつかは20キロオーバーを釣り上げたい」と目標を語る。

 大型のオニカマスは体内にシガテラ毒を持つことが多いため、食用にはせず次の獲物を狙うための餌にするという。「過去に鹿浦漁港でGTを2回逃しているので今度こそ」と、雪辱を誓った。