ライブハウスを若者活躍の場に 静岡県東部で開業ラッシュ 次世代育成へコンテスト企画

AI要約

静岡県東部でライブハウスの開業が相次ぎ、次世代の音楽シーンを育む動きが活発化している。

都内から三島市にUターンした女性が10代を対象にしたバンドコンテストを企画し、ライブハウスと連携して活動している。

ライブハウスの増加や音楽スタジオの開業により、若い世代が音楽活動を展開できる環境が整いつつある。

ライブハウスを若者活躍の場に 静岡県東部で開業ラッシュ 次世代育成へコンテスト企画

 静岡県東部でライブハウスの開業が昨秋以降相次ぎ、都心への便の良さを生かして次世代の音楽シーンを育む動きが活発化している。都内から三島市にUターンした飲食店の女性はライブハウスと連携して今夏、県東部の10代を対象にしたバンドコンテストを企画。東京、名古屋、大阪を巡るライブツアーの行程に県東部が選択肢に入るような環境づくりに力を入れている。

 コンテスト「ビートバップハイスクール」を企画したのは同市の「音酒場MARUHA」店主の相原淳穂さん(31)。広告代理店勤務や音楽イベント企画を経験後、都内から昨年Uターンした。「三島にライブハウスが増えているが、若い世代が活躍できる場所や機会がない。音楽を通じて世代を超えて関わる街にしたい」と意気込む。

 同市では昨秋に「STAYPUNK(ステイパンク)」、今春に「ROJI(ロジ)」とライブハウスが相次いで開業した。最終選考の会場提供や審査員など、コンテスト開催をサポートしている。沼津市では、音楽スタジオ「二音」も今春開業。3施設が連携したイベント開催も検討しているという。

 コンテストは県東部、伊豆地域に在住、在学する13~19歳で結成したバンドを対象に、出場者を25日まで募っている。大手レコード会社や芸能事務所も審査し、優勝バンドはプロによる録音や映像、写真撮影の特典を得られる。問い合わせは相原さん〈電090(9917)0206〉へ。