江戸時代後期の豪華な紅染め晴れ着など紹介 河北で「時代衣装展」

AI要約

江戸時代後期の豪華な紅染めの晴れ着を紹介する「時代衣装展」が、河北町の紅花資料館で開催中。

展示では、13点の着物と小物が飾られており、鶴と亀、松竹梅を組み合わせた吉祥の文様や縁起の良い振り袖などが見どころ。

9月11日まで開催されており、家族連れも楽しめる展示となっている。

江戸時代後期の豪華な紅染め晴れ着など紹介 河北で「時代衣装展」

 江戸時代後期の豪華な紅染めの晴れ着などを紹介する「時代衣装展」が、河北町の紅花資料館で開かれている。

 同館が所蔵する着物13点と小物を飾った。鶴と亀、松竹梅を組み合わせて最上級の吉祥を表現したり、鹿(か)の子絞りや金糸の刺しゅうをぜいたくに配置したり、色鮮やかで縁起の良い文様の振り袖が並ぶ。同館の松田実樹学芸員は「長寿や子孫繁栄といった着物に込められた意味を考えながら、繊細な技術を間近で見てほしい」と話す。

 9月11日まで。運気を上げるとされる立涌(たてわく)文様を背景に、オシドリ2羽があしらわれた袱紗(ふくさ)もあり、仲むつまじく鑑賞する家族連れの姿も。