今季最高40度記録、うだるうだつの町 岐阜・美濃市、涼求め甘味処に列

AI要約

岐阜県内で記録的な暑さが続き、美濃市で40・0度を観測。他市でも高温が続く中、熱中症患者が続出。

美濃市の観光名所では観光客が炎天下でも日傘をさして散策する姿が見られ、一部地域では涼を求めて店舗に行列ができた。

暑さの影響で、県内で11人が熱中症の疑いで救急搬送される中、重症例も発生し、高温による健康被害が懸念されている。

今季最高40度記録、うだるうだつの町 岐阜・美濃市、涼求め甘味処に列

 岐阜県内は16日も猛烈な暑さが続いた。美濃市では全国で最も高く、今季の県内最高となる40・0度を記録した。他にも多治見市で39・3度(全国4番目)、美濃加茂市で39・0度(同7番目)を観測した。

 美濃市の観光名所うだつの上がる町並みでは午後、観光客が日傘を差したり、タオルで汗をぬぐったりしながら炎天下を散策する姿が見られた。瑞穂市から訪れた女性は、最高気温が40度になったと知り、驚いた様子。うだる暑さに、近くの甘味処(どころ)では涼を求めて入店待ちの列ができていた。

 暑さの影響で、午後4時までに、県内で11人が熱中症の疑いで救急搬送された。このうちゴルフから帰宅後、手足のしびれを訴えた美濃加茂市の男性(59)と、起床後にふらつきや吐き気などを訴えた羽島市の男性(75)がいずれも重症、1人が中等症と診断された。