宣言唱和し、合唱も 鎮魂と平和祈り打鐘 戦後79年 岩手・北上

AI要約

北上ユネスコ協会主催の「平和の鐘を鳴らそう」が北上市内の9カ所で開催され、市民らが鐘突きや合唱を通じて平和な世界を祈願した。

活動は2000年から続き、和賀町の慶昌寺では住民や市内の小中学生が参加し、平和宣言を唱和し、合唱を行った。

最後に参加者は鐘を突き、恒久平和を祈ると共に、暴力を許さず、すべての生命を大切にすることを誓った。

宣言唱和し、合唱も 鎮魂と平和祈り打鐘 戦後79年 岩手・北上

 北上ユネスコ協会(澤田育生会長)による「平和の鐘を鳴らそう」は15日、北上市内の寺院など9カ所で行われた。訪れた市民らが鐘突きや合唱を通し、戦争のない平和な世界の実現を祈願した。

 平和活動の一環として2000年から実施。同市和賀町の慶昌寺には住民ら約70人、北上ミューズコーラス隊に所属する市内の小中学生11人が参列した。

 参列者で「どんな暴力も許しません」「すべての生命を大切にします」「みんなで力を合わせます」など6項目から成る平和宣言を唱和。同隊のメンバーが「ビリーブ」など3曲を合唱し、美しい歌声を講堂に響かせた。最後に一人一人が鐘楼につるされた鐘を突き、手を合わせて恒久平和を祈った。