台風5号 新たな被害明らかに 県が災害対策本部員会議【岩手・盛岡市】
岩手県内での台風5号による被害状況が明らかになりつつあります。
三陸鉄道の一部区間では法面崩壊によりバス代行輸送が行われており、被害の復旧見通しは立っていない状況です。
農林水産関係では市町村での被害が確認され、畑や養殖場などで大きな被害が出ています。
岩手県内に記録的な大雨をもたらした台風5号ですが、被害の状況が徐々に明らかになってきました。
県は14日、3回目の災害対策本部員会議を開き台風5号の被害状況を示しました。
三陸鉄道では佐羽根駅と田老駅の間で20メートルに渡り法面が崩れていたことから、宮古駅から田老駅の間でバスによる代行輸送を行なっています。復旧の目途は立っていないということです。
農林水産関係は13の市町村で被害があり、このうち大槌町では養殖しているトラウトサーモンとギンザケ1900キロが死んでいたほか大槌漁港などでは大量の流木やごみが漂着しています。
また岩泉町では飼料用のトウモロコシ畑、およそ0.5ヘクタールが冠水していたほか、陸前高田市では15アールの畑で栽培中のネギが倒れるなどの被害が確認されているということです。