海の危険生物 何に刺されたか分からないときは「迷ったら温める」 巨大ウニ「ガンガゼ」当たったら体内にトゲ 生き物別対処法
夏休みに知っておきたいビーチの危険生物について、稲垣暁さんが解説。
刺された際の処置方法やアクシデント防止のポイントを紹介。
さらに、ウンバチイソギンチャクなど今後気をつけたい生物の紹介。
この記事では、毎年この時期に必ずお伝えする「夏休みに知っておきたいビーチの危険生物」について、沖縄を拠点に活躍する社会福祉士・防災士の稲垣暁さんの解説でお送りしていきます。
(月~金・あさ7時生放送「アップ‼」7月24日(水)放送回より構成)
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稲垣)今日も前回に続いて「沖縄のビーチの危険性(その2)」です。
※(その1)の記事は記事下部のリンクからお読みになれます。
海辺での“刺される被害”の代表的な2種類、被害の4割を占めるハブクラゲ、そしてつい触ってしまいそうなフォルムをしている美しいカツオノエボシへの対処をおさらいしましょう。まずハブクラゲは…
・刺された部分は絶対こすらない
・海水に浸して触手を取り除いた後、「お酢」をたっぷりかける
ということを話しました。
絶対あかんのは「真水」「アルコール」での処置、そして「砂をかける」。これらはNGなんですね。これは覚えとかないといけない。
■覚えよう「カツオノエボシはお酢も真水もNG」
一方、カツオノエボシ。これは青みがかった虹色のような美しいフォルムなんですね。これに刺されたら、まず海水で触手を洗い流してください。
絶対駄目なのは…
・「お酢」「真水」「アルコール」「砂」での処置はNG!
ハブクラゲでOKな「酢」が駄目なんですね。カツオノエボシは「酢」が駄目です。これも覚えておかなあかん。紛らわしいよね。
ここまでは前回のおさらい。ここから先は、これ以外に存在を知っていただきたい海辺の生き物を5つご紹介します。夏休みなのでぜひ図鑑などで調べてほしいです。
■1.ウンバチイソギンチャク
まず最初は「ウンバチイソギンチャク」。
海藻のような感じでリーフの岩などに生息をしていて、体長10センチから20センチぐらいです。刺されたら激しい痛みで、場合によっては腎不全にもなってしまいます。
これに刺されたときは海水で洗い流して、その後は、氷や冷水で冷やしてほしいということです。(引用:沖縄県および県警HP)