レール高温でJRダイヤに乱れ、2000人に影響 鹿児島県内在来線の一部区間 温度計が基準値超え「安全確保のため」徐行運転

AI要約

JR九州は、高温によるレールの影響で列車に影響が出たため、徐行運転を約2時間実施した。

レールの温度計が基準値を超えたことにより、安全を確保するための措置として行われた。

鹿児島地方では、強い日差しで最高気温が36.1度に達し、列車に影響が出るほどの暑さだった。

レール高温でJRダイヤに乱れ、2000人に影響 鹿児島県内在来線の一部区間 温度計が基準値超え「安全確保のため」徐行運転

 JR九州は11日、線路のレールが高温になったため、安全を確保する目的で、鹿児島線と指宿枕崎線、日豊線で午後1時ごろから約2時間徐行運転をした。2本が運休、22本が最大28分遅れ、約2000人に影響した。同社によると、高温によるダイヤの乱れは珍しい。

 レールに設置する温度計が基準値を超えた。徐行運転は、鹿児島線の東市来-鹿児島、指宿枕崎線の鹿児島中央-五位野、日豊線の重富-鹿児島の各区間で実施した。高温になるとレールが伸び、列車に横揺れなどが発生するという。

 鹿児島地方気象台によると、11日の県内は強い日差しとなった。最高気温は鹿児島市で36.1度、日置市で33.9度を観測した。