【台風情報】南鳥島近海で「台風6号」発生へ 日本の南海上では“”別の熱帯低気圧”発生か 今週末に“東・西日本に接近”の可能性 気象庁・アメリカ・欧州の進路予想比較

AI要約

気象庁による南鳥島近海の熱帯低気圧に関する12時間以内に台風6号が発生する可能性。

別の熱帯じょう乱が日本の南海上で発生し、週末に接近する可能性。

アメリカ海軍とヨーロッパモデルの予測も含めて、異なる進路予想が存在する。

【台風情報】南鳥島近海で「台風6号」発生へ 日本の南海上では“”別の熱帯低気圧”発生か 今週末に“東・西日本に接近”の可能性 気象庁・アメリカ・欧州の進路予想比較

■12時間以内に「台風6号」発生へ 南鳥島近海の熱帯低気圧 

気象庁は南鳥島近海の熱帯低気圧について進路予想を発表しています。12時間以内に台風へと発達する可能性があるためです。ただ、この熱帯低気圧は一時的に台風となりますが、そこまでは発達せずにすぐに熱帯低気圧となる見込みです。

アメリカ海軍も南鳥島近海の雲域について注視はしていますが、すぐに発達して監視対象となる熱帯低気圧となる可能性は低いとして水色の丸で表示されています。

一方で、現在、天気図で示されている台風や熱帯低気圧以外に、今週は別の熱帯じょう乱が日本の南海上で発生して、週末に西日本から東日本へと接近する可能性があります。

■気象庁 日本の南に熱帯じょう乱 週末に本州接近の可能性

気象庁が発表している週間天気予報の予想資料では、今週は南の海上に「L」マークがついていてます。来週に「熱帯じょう乱」が発生する可能性があるためです。熱帯じょう乱とは熱帯低気圧または台風を意味しています。

週間天気予報の作成にも用いるアンサンブル予報のデータを見てみましょう。アンサンブル予報とは、数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算するものです。気象庁が週間天気予報で使うアンサンブル予報では51通りのパターンを計算しています。

アンサンブル予報の結果をみてみると、日本の南で気象庁の予想では、西日本へと接近する可能性を示すデータが多くなっています。

では海外の予報モデルはどうなっているのでしょうか。

■ヨーロッパモデルでは東日本方面へ進む可能性が多く

ヨーロッパ中期予報センターでは、予想時刻までの48時間以内に、風速17m/s以上の熱帯低気圧が300km以内のエリアに入る確率を示した予想データを発表しています。その結果を見てみましょう。

13日夜の確率をみると、東北付近にある高い確率のエリアは台風5号の名残り、一番東側にある確率の高いエリアは台風6号になる可能性がある熱帯低気圧によるものです。それ以外に日本の南海上に確率が高いエリアがあります。これが今後発生すると予想される別の熱帯じょう乱とみられます。