竹田市消防本部がネッククーラーとサングラスの着用認める 水分補給による商店立ち寄りも「職員の安全守り傷病者の命守る」

AI要約

竹田市消防本部が、暑さ対策として職員の安全を確保する取り組みを始めた。具体的にはネッククーラーの着用や水分補給の許可、サングラスの利用などが挙げられる。

これらの取り組みは大分県内の消防組織では初めての試みであり、現場での熱中症リスクを軽減するために導入された。

市民への対応時にはサングラスを外すなど、職員の安全を最優先に考えて活動している。

竹田市消防本部がネッククーラーとサングラスの着用認める 水分補給による商店立ち寄りも「職員の安全守り傷病者の命守る」

 厳しい暑さが続く中、大分県の竹田市消防本部は職員の安全を確保するため、現場活動時に首元を冷やすネッククーラーの着用や、水分補給のために消防車両で商店などに立ち寄るのを1日から認めた。緊急車両の運転時や作業時にはサングラスの着用も可能とする。

 同本部によると、これらを全て認めるのは県内の消防本部・局で初めて。

 消防署員は気密性が高い感染防止衣や防火服を着て屋外で活動するため、熱中症のリスクが高くなる。

 ネッククーラーは外気温が24度以上または暑さ指数21以上の時に身に着ける。商店や自動販売機への立ち寄りは、現場を転々とする時や遠くの医療機関へ搬送した時を想定している。

 サングラスは直射日光がまぶしい時にかけ、交通事故防止への効果を期待している。ドローンやクレーンの操作時にも使う。市民に対応する際は外す。

 渡辺良夫消防長は「職員の安全を守ることは傷病者の命を守ることにもつながる。市民の皆さんの理解をお願いしたい」と話した。