台風5号 8月12日に東北上陸の恐れ 大雨・暴風・高波などに厳重警戒を<岩手県>

AI要約

台風5号が東北地方に接近し、警報級の大雨や暴風高波に警戒が呼びかけられています。

岩手県内に上陸すれば2016年の台風10号以来の被害が懸念されています。

航空便や鉄道の欠航や運休、遅れが発生する可能性があります。

台風5号 8月12日に東北上陸の恐れ 大雨・暴風・高波などに厳重警戒を<岩手県>

台風5号は8月12日に東北地方に接近し、上陸する恐れがあります。

気象台は警報級の大雨となる可能性があるとして、大雨や暴風高波などに警戒を呼びかけています。

台風5号は暴風域を伴ったまま日本の東を北上していて、このあと発達しながら次第に西寄りに進路を変え、12日、東北地方に接近、上陸する恐れがあります。

盛岡地方気象台によりますと、岩手県内に上陸すれば岩泉町などに甚大な被害をもたらした2016年の台風10号以来となります。

盛岡地方気象台 高橋透観測予報管理官

「台風の接近はあさってだが接近する前から沿岸部を中心にあすは激しい雨が予想されている」

県内では11日から12日にかけて警報級の大雨となる可能性があり、大しけとなる見込みです。

11日午後6時から24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで沿岸で300mm、内陸で200mmと予想されています。

また、11日予想される最大瞬間風速は沿岸の海上で35m、沿岸の陸上と内陸で25m、波の高さはうねりを伴い7mと予想されています。

気象台では11日から12日にかけて、暴風や高波、大雨による土砂災害、河川の増水や氾濫などに警戒を呼びかけています。

この台風の接近に伴い、日本航空は11日、花巻空港を発着する札幌千歳線の出発・到着各1便と大阪伊丹線の出発・到着各2便の欠航を決めています。

また、三陸鉄道は11日午後から12日終日まで全線での運転見合わせを決めていて、県内のJR在来線も12日始発から運休や遅れの可能性があるということです。