運転中に意識を失って追突し2人を死傷させ危険運転致死傷罪に問われた被告 起訴内容の一部を否認 静岡地裁浜松支部

AI要約

浜松市で去年7月、虚偽の申告をして運転免許を更新後、車で軽乗用車などに衝突し2人を死傷させ、危険運転致死傷罪などに問われている男の初公判が開かれました。

被告は過去に意識を失ったことがありながら、運転免許の更新時に虚偽の申告をしており、事故の責任を問われています。

被告はてんかんの発作が始まったと主張しており、責任能力の有無が今後の公判で争点となる見通しです。

運転中に意識を失って追突し2人を死傷させ危険運転致死傷罪に問われた被告 起訴内容の一部を否認 静岡地裁浜松支部

浜松市で去年7月、虚偽の申告をして運転免許を更新後、車で軽乗用車などに衝突し2人を死傷させ、危険運転致死傷罪などに問われている男の初公判が開かれ、男は起訴内容を一部否認しました。

 浜松市中央区の無職の被告(46)は、去年7月に運転免許を更新する際、過去5年以内に病気で意識を失ったことがあるかどうかの質問に対し、実際には意識を失ったことがあるにもかかわらず、「ない」とうその申告し免許を更新しました。

 4日後、浜松市浜北区平口の国道152号で車を運転中に意識を失い、赤信号で止まっていた軽乗用車とトラックに追突し、2人を死傷させた危険運転致死傷などの罪に問われています。

 6日静岡地裁浜松支部で開かれた初公判で被告は、「運転開始前からてんかんの発作が始まっていた」と起訴内容を一部否認。

 弁護人も「てんかんの発作で運転前から正常な判断ができる状態ではなく、責任能力はない」と、危険運転致死傷罪について無罪を主張しました。

 今後の公判ではてんかんの発作が始まるタイミングを巡り、責任能力の有無が争点となります。