「日に焼けて色が黒くて…変わった旅行者かと」菊川市親子3人殺害事件から1週間 いまだに規制線張られた現場…男は現金用意し逃走計画か=静岡県

AI要約

菊川市の住宅で3人が殺害された事件が発生し、逮捕された容疑者は計画的な逃走を図っていた可能性が浮かび上がる。

事件の詳細や容疑者の動向について詳しく報じられ、真相解明が待たれる状況となっている。

逃走経路や容疑者の行動に関する新たな情報が明らかになり、警察が事件の背後にある動機を探る捜査を続けている。

「日に焼けて色が黒くて…変わった旅行者かと」菊川市親子3人殺害事件から1週間 いまだに規制線張られた現場…男は現金用意し逃走計画か=静岡県

菊川市の住宅で3人が殺害された事件は、発生から2024年8月4日で1週間となりました。祖母殺害の容疑で逮捕された男は、犯行後の逃走を計画し現金などを事前に用意していた可能性があり、動機も含め真相解明が待たれます。

<伊豆川洋輔記者>

「午後2時をすぎた菊川市本所です。同時間帯に発生した3人が殺害される凄惨な事件は、今も規制線に囲まれたあちらの住宅で起きました。」

いまだに明らかにならない動機。一方で、50時間を超える逃走劇には計画性も垣間見えます。

この事件は、菊川市本所に住む男性ら親子3人が首や腹などを刺され、死亡したものです。警察は男性の孫で、川崎市の無職で容疑者の男(27)を祖母に対する殺人の疑いで逮捕・送検しました。

犯行後、炎天下に川の土手を逃げたとされる容疑者の男。翌日には、より遠くを目指してタクシーに乗り込みます。

<容疑者の男とみられる男を乗せたタクシー運転手>

「もっと日に焼けてましたけどね。色が黒くて、あの写真よりはね。帽子をかぶってて、黒いTシャツに黒いズボン、それにリュックサックを背負った出で立ちで、ちょっと変わった旅行者かなと思った」

容疑者の男の逃走経路です。捜査関係者によると男は犯行当日、菊川市内の宿泊施設に泊まりました。

翌日の早朝にさきほどのタクシーを利用しJR掛川駅にー。新幹線などを使って昼頃には鳥取市に入り、再びタクシーで鳥取砂丘近くの宿泊施設に向かいそこで潜伏していたとみられます。

<片山容疑者とみられる男を乗せたタクシー運転手>

Q.タクシー代は何で支払った?

「現金ですね。4030円だか。5円玉2枚と1万円札と」

容疑者の男は潜伏先の宿泊施設で確保された際に、現金を所持していたことが新たに分かりました。

容疑者の男は祖母殺害について「間違いありません」と容疑を認めているということです。ただ、その潔さとは裏腹に逃走中にたびたび服装を替えていたことなどから、警察は容疑者の男が事前に逃走の計画を練り、犯行に及んだ可能性もあるとみて捜査を進めています。