閉店した「ねこの約束」かりんとうやマドレーヌ復活 岐阜市内に新店舗「ほとり」オープン

AI要約

社会福祉法人いぶき福祉会が障害者らの就労支援施設で作った商品を販売する「ほとり」をオープン

クラウドファンディングにより改修工事や設備整備費を募り、約350万円を集めてオープンに成功

ほとりでは食べ物や雑貨の販売だけでなく、施設利用者が作業や接客を通じてコミュニケーションを図る

閉店した「ねこの約束」かりんとうやマドレーヌ復活 岐阜市内に新店舗「ほとり」オープン

 障害者らの就労支援施設などを運営する社会福祉法人いぶき福祉会(岐阜市島新町)は、施設利用者が作った菓子や雑貨を販売する「ほとり」を同市日光町に先月オープンした。2022年3月に新型コロナウイルスの影響で閉店した同市橋本町のアクティブG内の販売店「ねこの約束」が“復活”する形となり、ブランドマネジャーの山本友美さんは「地域の人たちが気軽に立ち寄ることができ、ほっとできる場所にしたい」と話す。

 ほとりは、同福祉会の事業所の一角を改修してオープン。「ねこの約束」の閉店以降も利用者が作った商品を販売できる「自前の店を持ちたい」という思いがあり、クラウドファンディングで事業所の改修工事や設備整備費を募ったところ、約350万円が集まり、オープンにこぎ着けた。

 ほとりでは、利用者がつくったかりんとうやマドレーヌ、ジャムなどの食べ物やトートバッグ、アクセサリーなどの雑貨を販売。袋詰めなどの作業や接客も担い、客とコミュニケーションを図る。山本さんは「施設利用者にとって、地域の中で自分たちが関わりを持ち、生きがいにつなげる場にできれば」と願っている。

 木、金曜の午前11時~午後5時と、土曜は不定期で営業している。