「廃棄物のホタテをあさっている」クマ目撃相次ぎ警戒続く…約2時間で3件の目撃 北海道枝幸町
2024年7月からクマの目撃が相次ぎ、枝幸町では警戒が強化されている。
枝幸水産で廃棄物となったホタテがクマに荒らされた事件が発生。
枝幸町でのクマの目撃情報が増加し、警察は同一個体が繰り返し出没している可能性を警戒している。
北海道枝幸町では、2024年7月からクマの目撃が相次いでいて、警察が警戒を強めています。
水産加工会社では、廃棄物となったホタテが荒らされていました。
クマの目撃があったのは、枝幸町新港町の水産加工会社・枝幸水産です。
2024年8月3日午後9時すぎ、会社の関係者から「廃棄物となっているホタテをクマがあさっている」と警察に通報がありました。
警察によりますと、関係者が目撃したクマは1頭で、体長は約2.5メートルだということです。
警察が確認をしに行ったところ、実際に廃棄物となっていたホタテが荒らされている形跡がありました。
クマの足跡などは見つかっておらず、その後の行方はわかっていません。
枝幸町では3日午後7時10分ごろに枝幸町岬町の住宅街で、3日午後8時25分ごろには枝幸町幸町の住宅街でクマ1頭の目撃情報がありました。
いずれも体長は約2メートルだということです。
枝幸町では、7月からのクマの目撃情報が30件以上にのぼっています。
警察は同じ個体が繰り返し出没している可能性が高いとみて、警戒を強めています。