「観光の拠点が1つなくなることは残念で、境港にとっても痛手」 境港さかなセンター自己破産申請準備へ 負債額約4億5000万円の見込み

AI要約

鳥取県境港市の境港さかなセンターが自己破産申請の準備に入ることがわかった。

施設は1996年に設立され、観光客向けの鮮魚販売や食堂などを提供していたが、新型コロナウイルスの影響と入居店舗の減少により経営が困難になった。

負債額は約4億5千万円であり、境港さかなセンターは事業停止と自己破産申請の準備に入った。

「観光の拠点が1つなくなることは残念で、境港にとっても痛手」 境港さかなセンター自己破産申請準備へ 負債額約4億5000万円の見込み

水産物直売施設を経営する鳥取県境港市の境港さかなセンターが7月30日付で事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことがわかりました。

帝国データバンク鳥取支社によりますと、境港さかなセンターは1996年8月に設立。1999年4月に水産物直売施設、「おさかなセンター」を開設しました。

主に観光客向けの鮮魚販売や食堂などが入居していて、2016年3月期には賃貸収入として年間約4千万円を計上しましたが、2020年以降、新型コロナウイルスの影響で入居する店舗の売り上げの減少や、テナントの撤退による賃貸収入の大幅な減少で、不採算経営を余儀なくされていました。

また初期投資の返済負担も重く、事業の継続が困難となりました。

負債額は約4億5千万円と見込まれ、7月30日付で事業を停止し、自己破産申請の準備に入りました。

境港観光協会の古橋剛シニアマネージャーは、

「観光の拠点が1つなくなることは残念で、境港にとっても痛手だ」

と、話しています。