水生生物、親子で観察 三重・多気町 丹生の大師の里メダカ池で

AI要約

農地の維持や資源の向上、保全、活用に取り組む勢和ためんの会が、多気町丹生の大師の里メダカ池で水生生物を捕まえて観察するイベントを開催。町内外の家族が参加し、自然と触れ合いながら生き物を観察した。

イベントの目的は、勢和の環境への親しみや関心を深めること。毎年行われるこのイベントは、生き物の数が多い8月に今年は実施された。

参加者は生き物を捕まえ、図鑑カードと交換したり、ビンゴに挑戦したりしながら楽しんだ。自然観察指導員や図鑑展示もあり、知識を深めた。

水生生物、親子で観察 三重・多気町 丹生の大師の里メダカ池で

 農地の維持や資源の向上、保全、活用に取り組む勢和ためんの会(三重県多気町勢和地域資源保全・活用協議会=高橋幸照会長、約25団体)は1日午前8時半から、多気町丹生の大師の里メダカ池で、水生生物を捕まえて観察するイベント「第8回大師の里メダカ池をのぞいてみよう!」を行った。町内外の8家族が自然と触れ合いながら、生き物を観察した。

 たくさんの生き物を観察することを通して、勢和の素晴らしい環境に親しみ、興味、関心を持ってもらうきっかけづくりを目的に毎年行っている。例年は9月に行っているが、今年は生き物の数が多い8月に実施した。

 この日は、多気町や松阪市など町内外から8家族24人が参加。子供たちは元気よく池に入り、「カエルがいた」「あそこに何かおる」と言い合いながら生き物を探した。

 捕まえた生き物と、地元の地域運営組織が製作した「オリジナル図鑑カード」を交換したり、捕まえた生き物によるビンゴに挑戦したり楽しみながら自然と触れ合った。また自然観察指導員の寺村善治さん(75)による解説や、勢和図書館による図鑑展示などのコーナーもあり、知識を深めていった。

 町立佐奈小学校3年・中村旭君は「ドジョウが捕れたのうれしかった。楽しい」と笑顔。弟の同1年・誠君は「メダカが捕れて楽しかったです」と話していた。

 捕まえた生き物は最後に再び池に返した。